パニック障害克服・完治のための手法を考え、実践し、公開していきます
パニック障害は必ず治ると言います。それなのに、実際に治るまでの具体的な方法を示したホームページは少な過ぎる様に思えます。 特に薬を減らしたり、やめたりする過程が一番大変なのにも関わらずどこにもその克服の方法が載っていないのは困ったことです。 そこで思いました。「無いなら自分で作ろう」と・・・ | ||||||
昨日、車で移動していたら田園地帯を黄砂のようなものが、巨大な渦を描いて巻き上がっているのが見えた。面白い光景だが、あの砂塵は何だろうか。花粉かもしれない。僕は花粉症になったことが無いので良く分からないけど花粉症の人が見たらぞっとする光景なのかもしれない。
しかし、花粉などは大昔からあったはずで、突然花粉症の人間が矢鱈と増えてくるというのは妙な気がする。花粉の量が増えてる増えてるなどと言っているけど(これって本当か?)、原因はそれだけじゃないはずだ、と思う。実際、花粉症が近年になって異様に増えている原因はよく分かっていないらしいが、一説には化学物質の氾濫による、とかストレスによるなどと言われているらしい。 実は花粉症はストレスに密接な関係があるという。全てストレスが原因というわけではないだろうが、ストレスを受けている人は明らかになりやすいというのだ。この間読んだ「タイで暮らそう」という本を読んだら、「タイで暮らすと花粉症が治る!」と書いてあった。タイに花粉が無いと言うわけではないのだけど、タイでしばらく暮らすとどういうわけか治ってしまう。「症状が劇的に改善される」というのだ。あるいはストレスが無くなるせいかもしれない。 自分が花粉症でないので思ったのだけど、パニック障害の人は花粉症を併発しにくいのかもしれない、と思う(実際に併発している人にはごめんなさい)。僕が最近いくつか見ているパニック障害の人のブログでもほとんど花粉については触れないか、触れても「自分は違うけど、花粉症の人は大変ですね」的な、ことが書いてある。以前何かで読んだのだが、ストレス性の疾患には「臓器選択性」というものがあるそうな。例えばストレスが胃に作用しやすい人には他の部位にはストレス性疾患は出にくい。胃だけがどんどん悪くなっていくのだ。 これはもしかすると身体の安全弁的機構なのかもしれない、と思う。蒸気機関などで何かの異常が起こって内圧が高まりすぎるとボイラーなどの重要な部分を壊さないために、安全弁と呼ばれる意図的に開放しやすくした弁が開き、そこから蒸気を噴き出させる仕組みがある。人体にもそれと似たように本当に重要な器官を損なわないためにどこかの部位を犠牲にして重要な器官を救うという仕組みがたくさんある。例えば眼球の下の骨というのは非常に弱く出来ている。目に強烈な打撃などを加えられても、その骨が破れて圧力を逃がし、眼球が潰れないようにしているのだ。 パニック障害ももしかすると「臓器選択的に」、そして「安全弁的に」起こっているものかもしれない。パニック障害になりやすい体質や性格の人が、ストレスにやられると選択的にパニック障害を発症しているのではないか、と思う。パニック障害の人は体内に乳酸が貯まりやすいという。余りにストレスが高まったときに、例えば乳酸の量をコントロールする機能などが”意図的に”壊れて、もっと重要な心臓とか脳などの器官にストレスがいかないようにしているのかもしれない。そして花粉症も同様に臓器選択的に起こるのだとしたら、パニック障害の人は花粉症になりにくいのではないか、と考えた。 まあ、花粉症うんぬんの真偽はともかくとして、少なくともパニック障害は何らかの安全弁的機構として働いているのは確かではないかとは思っている。我々はパニック障害になる前に、何か体にとってとんでもなく悪いことを続けていて、それが死を招く前に体がパニック障害を呼び寄せて警告をしたのではないか。そうだとすれば、パニック障害になれば体に気を使わないわけにはいかなくなるから、結果としてその目的は十二分に果たしていることになるわけだ。
by masaya_nagakura
| 2006-04-04 08:56
| 日記
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